WAREHOUSE|ウエアハウスカンパニー

MENU

NEWS & TOPICS

ホーム  »  トピックス  »  ウエアハウスカンパニーのスウェットに学ぶヴィンテージディテール
ウエアハウスカンパニーのスウェットに学ぶヴィンテージディテール

ウエアハウスカンパニーのスウェットに学ぶヴィンテージディテール

ウエアハウスカンパニーが創業時から変わらぬ仕様で作り続けるスウェット。一見シンプルに見えるプロダクツだが、ジーンズと同じく表と裏の細部には、ヴィンテージを追究したディテールに溢れていた。

ヴィンテージウエアを復刻させることで知られるウエアハウスカンパニー。と、一言で表現するのは簡単だが、彼らのモノづくりの姿勢は、並々ならぬものがある。いわばヴィンテージレプリカのブランドだが、デザインを表面上だけ再現するのではなく、当時の素材や製法、さらには時代背景までも研究した上で徹底的に再現している。業界を牽引するだけの情熱と努力がそこにはあるのだ。そのディテールを再現することへの探究心・再現力はジーンズだけでなく、すべての製品に通じている。今回紹介するスウェットに対しても同様。下記でも解説している通り、様々な部位に昔ながらの縫製仕様や製法が取り入れられているのだ。
スウェットと言えば吊り編み機で作られる丸胴(側面が裁断・縫製されていない筒形状の生地)に注目されがち。しかしその後の工程の”丸起毛”の技術はさらに希少です。
「丸起毛とは吊り編み機で編みあがった丸胴生地のまま、裏起毛を掛けるという昔の技術。現在では丸胴生地をカットして平面上で起毛を掛けるのが一般的なだけに、丸起毛の機械を有する工場は、吊り編み機のある工場と同じくらい希少なんです。旧いスウェットは経年により、裏起毛がつぶれてタオル生地のようなものが多いですが、本来はほとんど丸起毛が掛かっています。だからこそ、我々が挑戦する価値があると思いました」

フロントディティール1

表裏の両側にロック縫製を入れることで、生地の伸縮に糸が耐えることができるため、糸切れも防ぐ

フロントディティール2

手首と裾に使われるリブもボディと同様に筒状(輪編み)で作られるパーツ。縫い目が無いため手首へのストレスがない

フロントディティール3

袖と同じく裾も筒の状態で編まれている。ボディサイズによって外周が異なるため、裾リブはS、M、Lなどサイズ違いの編み機を用意

フロント
フロントディティール4

洗濯を繰り返すほどにタテの目が際立つように作っているという生地。もちろんヴィンテージも同じようにタテの目が際立っている

フロントディティール5

袖とリブを繋ぐステッチの間からは、粗めのロック糸が見えるという超絶に細かなヴィンテージディテール。もはやその追究力に舌を巻く

フロント

フロントディティール1

表裏の両側にロック縫製を入れることで、生地の伸縮に糸が耐えることができるため、糸切れも防ぐ

フロントディティール2

手首と裾に使われるリブもボディと同様に筒状(輪編み)で作られるパーツ。縫い目が無いため手首へのストレスがない

フロントディティール3

袖と同じく裾も筒の状態で編まれている。ボディサイズによって外周が異なるため、裾リブはS、M、Lなどサイズ違いの編み機を用意

フロントディティール4

洗濯を繰り返すほどにタテの目が際立つように作っているという生地。もちろんヴィンテージも同じようにタテの目が際立っている

フロントディティール5

袖とリブを繋ぐステッチの間からは、粗めのロック糸が見えるという超絶に細かなヴィンテージディテール。もはやその追究力に舌を巻く

バックディティール1

裏の生地は筒状の丸胴のまま起毛を施すという昔ながらの製法を採用している。着込む程に起毛がまとまり、タオル地のようになる

バックディティール2

裏面も二本針での縫製となる。ミシンのセッティングを調整することで、表面には二本のステッチが出る

バック
バックディティール3

裏面の首まわりの縫製にもロック縫製が施される。縫製が平らなので肌触りもスムース

バック

バックディティール1

裏の生地は筒状の丸胴のまま起毛を施すという昔ながらの製法を採用している。着込む程に起毛がまとまり、タオル地のようになる

バックディティール2

裏面も二本針での縫製となる。ミシンのセッティングを調整することで、表面には二本のステッチが出る

バックディティール3

裏面の首まわりの縫製にもロック縫製が施される。縫製が平らなので肌触りもスムース

WAREHOUSE & CO.

Lot 403 SET IN FREEDOM

リリース以来、約20年間仕様を変更していない定番の吊り編みスウェット。二本ステッチの間から粗めのロック糸が見える仕様は、ヴィンテージでしか見られないディテールだったが、ミシンを改良することで実現させた。かつてはコットンフリースラインドと呼ばれた裏起毛も、筒状のまま起毛をかけることで再現した。

ウエアハウスカンパニー Lot 403
ウエアハウスカンパニー Lot 403 ディティール1

肩がセットイン、脇下からフリーダムスリーブとなるパターンは、腕の可動を妨げないための工夫

ウエアハウスカンパニー Lot 403 ディティール2

伸縮による糸切れを防止するため、首周りの縫製はロックミシンにより表裏の両方から施されている

ウエアハウスカンパニー Lot 403 ディティール3

ボディと同じく筒状に編まれた袖のリブもヴィンテージに倣った。縫製されていないため、肌あたりもいい

SIZE:38、40、42
COLOR:スミクロ、ダークネイビー、ボルドー、オートミール、杢グレー

ご購入ページはこちら

WAREHOUSE & CO.

Lot 401 SET IN FLAT SEEM

セットインスリーブならではのシンプルな印象を受けるスウェットだが、歴史は古くカットソーがウールからコットンに変わった1930年代の仕様を再現。バインダー仕様の腰リブは、着こむ程にアタリが生まれるのが特徴。首まわりには伸縮に富んだV字のフライスを前後に配した四本針仕様もみられる。

ウエアハウスカンパニー Lot 401
ウエアハウスカンパニー Lot 401 ディティール1

肩口と一直線に縫製された袖口のパターンはセットインスリーブと呼ばれる。四本針のミシンで縫製される

ウエアハウスカンパニー Lot 401 ディティール2

首まわりは肌当たりのよいフラットシーマで縫製される。針糸4本と、振り糸2本という頑丈な仕様

ウエアハウスカンパニー Lot 401 ディティール3

袖の縫製がリブまで一直線に繋がっている旧い仕様も再現。ここもフラットシーマなので内側も平らになる

SIZE:38、40、42
COLOR:スミクロ、ネイビー、ダークグリーン、オートミール、杢グレー

ご購入ページはこちら

WAREHOUSE & CO.

Lot 404 FREEDOM SLEEVE

肩から腕への縫い付けが曲線を描く仕様は「フリーダムスリーブ」と呼ばれ、球技でスローイングがしやすいように考案されたアスレチックウエアとしてのデザイン。そのため着用時に肩まわりに窮屈さを感じさせないのも特徴。1940年代頃に考案されたため、縫製は二本針が主流で、着こむ程に二本針のアタリが生まれる。

ウエアハウスカンパニー Lot 404
ウエアハウスカンパニー Lot 404 ディティール1

首元から脇下まで大きなS字を描いた縫製がフリーダムスリーブの特徴。デザインのアクセントにもなっている

ウエアハウスカンパニー Lot 404 ディティール2

旧い仕様のV型ガゼットが前後に施されている。前後の身頃が同じパターンなのも昔ながらの仕様

ウエアハウスカンパニー Lot 404 ディティール3

脇部分に縫製が無い丸胴ボディに丸編みのリブをセット。内側に縫製跡が残らないためスムースな着心地に

SIZE:38、40、42
COLOR:ダークベージュ、ダークネイビー、オートミール、杢グレー

ご購入ページはこちら

WAREHOUSE & CO.

Lot 5903 CREW NECK THERMAL

’50年代頃の亀甲編みと呼ばれる仕様を再現したウエアハウスカンパニーのサーマル。洗うと縮むが、着用することで適度に伸び、再び洗濯すると縮む。そのシンプルなサイクルはジーンズと同じく自分の身体にフィットしていく。ベーシックなカラバリが揃っているので、自分好みの色が見つかるはず。

ウエアハウスカンパニー Lot 5903
ウエアハウスカンパニー Lot 5903 カラーバリエーション
ウエアハウスカンパニー Lot 5903 ディティール1

亀甲編みと呼ばれる細長い蜂の巣状の模様が特徴のハニカム生地。温かい空気を逃がさないため保温性が高い

ウエアハウスカンパニー Lot 5903 ディティール2

肌着としての性質上、肌触りのよいフラットシーマで縫製される。そのためストレスなく着られるのが特徴

ウエアハウスカンパニー Lot 5903 ディティール3

店頭では昔ながらのビニールパックに納められているのも魅力のひとつ。パッケージのデザインも◎

SIZE:S、M、L
COLOR:オフ、キナリ、ブラック、ネイビー、ODグリーン、ボルドー、杢グレー

ご購入ページはこちら

トピックス一覧

RECOMMEND

BRANDS

CONTENTS

OVERSEAS SHIPPING